僕が社長になるまで。

5年後に起業を志す27歳の若者が会社を立ち上げ、社長になるまでの記録です。

頑張れる理由

金曜日の夜。

 

「朱華や真太は何でそこまで頑張れるんだ?」

 

僕と真太のことを大学時代から知る別の友人に聞かれた。

 

人材ビジネスの会社で働くサラリーマンの僕は本業と同時並行し、仕事が終わってから起業MTGや経営の勉強、情報収集をして少し寝て起きたらまた本業へ行く日々を過ごしている。

YouTubeNetflixも観ず、パソコンで見るのはニュースや経済動向、医療分野。

経営素人の僕たちはどれだけ非効率でも知識を蓄積するには時間を費やして日々情報に触れ、自分で考え、アウトプットしていく必要があるからだ。

 

時計を見る。時刻は深夜2:32。明日は仕事は休みだけど、起業MTGで話した議事録をもとに自分の休日タスクを達成することで精一杯になる。

 

「何でそこまで頑張れるんだ?」

 

友人からその問いに考え込むこともなく、答えを予め頭の中に準備していた自分に少し驚きつつ、自分に言い聞かせるように僕は答えた。

 

社会的に認められたい、人から評価されたいみたいな自己顕示欲、承認欲求のような物は無い。

ただ、誰かにとって必要とされる存在にはなりたいと思ってる。だから頑張れる。

 

真太はどうか分からないけど、ずっと

・何者でもない自分

・誰にも必要とされていない自分

に僕は焦りと自己否定があった。

 

そんな“何も持たない僕”は大学を卒業して広告代理店に入社した。

自分で一から新規開拓し、クライアントの為に誠意を持って一生懸命に仕事をすれば成果が生まれ、人に喜んでもらえるということを初めて知った。

1円の売上に繋がらない宿題みたいな仕事も真面目に取り組んだ。

求人メディアを代理販売するのが本業だったが、訪問した企業で求人のニーズが無いと知ったら困ってると言ってたホームページの作成の仕事をできもしないのに「できます!」と言って持ち帰り、社内メンバーとは別に自分で探してきたフリーランサーの方と協力して受注した。

 

何でも親身に対応する。人が喜ぶなら多少の過酷な労力も惜しまない。

自分の存在が必要とされているという初めての経験だったし、素直にそれが嬉しかったんだと思う。

 

桜ノ宮で起業を決意した時から私欲目的で起業するわけじゃないと語っていた。

それは今も変わらない。

 

社会に忠誠心を持って、人に必要とされる新しいサービスを生み出し、人を喜ばせるために働きたい。

 

僕たちが頑張れる理由は、きっとそこにある。辛いことなんて山ほどある。

何で起業なんて、、って思う日もあると思う。だから初心を忘れない。

何で?誰のために?って聞かれてちゃんとすぐに答えられるのは意志が強いからかな?

だとしたらいいけど。

 


それと本音を言えば、僕たちに私欲が全く無いわけではない。

単純にタワマンに住み、ポルシェに乗って、週末はキャバクラとゴルフ。

そんないわゆる贅沢な暮らしや派手な人生にまるで興味が無いだけ。

 

普通の家庭で家族を笑顔にし、嫁さんにプレゼントを買って、休みの日は子ども達と公園で遊ぶ。

家族揃って天壇みたいな、ちょっといい焼き肉屋に行きたい。


真太も多くは語らないけど、何かそういう自分の目標みたいなものは持ってると思う。

彼は自己投資するタイプだと思うけど、お金が全てみたいな拝金主義者ではない。

「嫁さんを大事にしたい」って言ってたけど、その気持ちすごく理解できる。一番大事。

女性を大切にするのは真太の良いところ。


お金儲けのために起業するわけではないけど、僕たちもずっと今の暮らしじゃキツくね?って普通に思うし、年収だって当然、上げたい。

嫁さんや子ども達を笑顔にしてあげたいじゃん。

 

そのためにも僕が経営者としての力を付ける事はもちろん、会社がそれだけの報酬を受け取れる高利益テーブルに乗ってることが求められる。

 

大手企業の会社員をやってたって、経営者になれるわけではない。

経営者は会社員として有能かどうかではなく、経営者としての別の能力が必要なんだと思う。

 

そして、エンジニアの真太は間違いなくシステム屋を牽引する存在。

真太自身の技術面のスキルアップがシステム屋である僕たちの運命(生き残れるか)を握ってる。

 

設立から10年後まで生き残れる会社は20%程度。

 

20%も残れるのかと思う人もいるだろうけど、この数字は、強いモチベーションで独立開業し、リスクを取ることができる起業家たちが全力で闘ってこの数字なんだ。

 

誠意を持って、人のために。

 

そして、自分たちに失望しないためにも絶対に成功してみせる。

 

画期的なメディカルテックで医療社会を未来を変える。製薬会社と提携を組む。人の命を救う。

 

今は読んでるほうが恥ずかしくなるような目標の数々だと思いますが、僕たちは真剣です。